シー・ズー・ぐぅぐぅ!

ワン!と鳴かずに、ぐぅ~!と言う。暢気で頑固なシーズー犬との日々。

1000匹ものシーズーの群れ

シーズーというのは、

ラサ・アプソとペキニーズを交配させた犬種なんだそうです。


確かにどちらの犬も

シーズーとよく似た姿をしています。

 

ラサ・アプソは、

チベット仏教の僧侶たちが大切にしていた犬で


ペキニーズは、

中国宮廷で門外不出として寵愛されてきた犬です。

 

チベットからラサ・アプソが中国宮廷に献上され、

そこでペキニーズと交配されたという説と、


初めからチベットには、この二つを交配させた犬がいて、

それが中国宮廷に献上されたのだという説と

二つあるようです。

 

門外不出のペキニーズ

初めからチベットにいたらダメじゃない?

って、気もしますが。


ペキニーズのルーツはラサ・アプソだという説もあるようなので、

どっちの説が正しいかは、

結局はよく分からないみたいですね。


このシーズーを、

あの有名な西太妃はたいそうお気に入りだったようで、

多い時には千匹ものシーズーが宮廷で飼われていたとか。


いくら好きでも、

宮廷が広くても、

そんなに飼うことないのにって思いますが。


あのちびっちゃいやつらが、

あっちでぐぅぐぅ

こっちでぐぅぐぅ

言いながらうろうろしているなんて。


なんて癒される光景なんだろう!!


外国の侵略から中国を守るため

必死でたたかっていた西太妃。


暢気で可愛らしい姿を見て、

癒されたかったのかもしれません。


ワンコに限らず、

動物というのは、

まっすぐで潔いものです。


過去を嘆くこともなければ、

未来の不安におびえる事もない。


今だけに生きている。


人間もそんな風に生きられたらな、

と思います。