ぐぅぐぅ話しかけるワンコ
うちにはシーズーという犬種の、オスのワンコがいます。
名前は「まる」。
甘ったれで、散歩があまり好きではなく、ゴハンにうるさい頑固者です。
この「愛嬌はあるが頑固」というのが、シーズーの性格の特徴らしいです。
短足のずっくりした体つき、まあるいお目々、鼻ぺちゃの愛嬌のあるお顔。
カットのスタイルによっては、まるで動くぬいぐるみのようです。
なのに頑固。
なんでもチベット原産で、中国の宮廷に献上されて飼われていたため、気位が高いんだとか。
特に、西太后のお気に入りで、当時は宮廷内に千匹もいたそうです。
シーズーという名の起源も中国語で、漢字で書くと「獅子」。
獅子(ライオン)みたいな犬って事ですね。
見た目はあんまりライオンには見えないんで(ちびっちゃいし)、気品の高さからついたんでしょうか?
でも、それ聞くといつも疑問に思うんですけど、中国の宮廷にいた犬だからって、
「私ら宮廷の犬ですから!」みたいなDNAが、
ワンコのなかに脈々と受け継がれているんですかね?
「宮廷の犬」って言っちゃうと、なんか意味が違って聞こえちゃいますが。
まあ、小ぶりだし、毛はあまり抜けないし、ほとんど吠えないし、飼いやすい犬種ではあります。
そう、ほとんど吠えないというのもシーズーの特徴です。
もちろん、そのコの性格にもよるんでしょうが、
うちの「まる」はほとんど吠えません。
たまに、宅急便のお兄さんが来た時とか1,2回「わん!」っていうくらい。
一日に一度も吠え声を聞かないというのもザラです。
そのかわり、「ぐぅ~ぐぅ~」みたいな声(?)を出します。
こちらを見ながら、「ぐぅ~ぐぅ~」っていうので、話しかけてるんだと思います、
たぶん。
「ぐぅ、ぐぅ~、ぐぅ~」
(いや、眠いんで。まだ散歩行きたくないんですけど~)
「ぐ、ぐぅぐぅ~」
(今日のご飯、もっと果物とか入れてもらえませんか?)
って。
いや、ぐぅぐぅ語は分からない。
分からないけど、毎日そんなことを言われている気がします。
うちのこじゃありませんが、ぐぅぐぅ言ってるシーズーちゃんです。