シー・ズー・ぐぅぐぅ!

ワン!と鳴かずに、ぐぅ~!と言う。暢気で頑固なシーズー犬との日々。

うれしょんは治るか?

「まる」さんは、

いわゆる「うれしょん」が出てしまうワンコです。

 

嬉しかったり、

興奮するとおしっこが出てしまうんです。

 

これは親からの遺伝でもあり、体質でもあって、

叱ってはいけないし、

治すのは難しいと獣医さんに言われました。

 

それこそパピーの時は、

ゴハンを食べていてもうれしょんが出てしまい、

トイレシートを敷いた上でゴハンを食べさせていました。

 

抱き上げようものなら、

びゅっ!

 

夫が仕事から帰ってくれば、

玄関に走りながら

じょぉ~!

 

仕方がないとはいえ、

これでは生活していくのが大変です。

 

とりあえず興奮させたり

ビックリさせないように

気をつけることにしました。

 

例えば、

抱き上げる時はいきなり抱き上げず、

まずは名前を呼んだり、

「可愛いねぇ~」などと言って

声をかけます。

 

次に手を見せて

「これから触るよ」という感じで

ゆっくり近づけ

そっと体を撫でてやります。

 

触られることに慣れてきたら、

そこで初めてゆっくりと抱き上げます。

 

本当に、

ゆっくり、ゆっくり、です。

 

とにかく「出ちゃわない」やり方を

色々工夫しました。

 

夫には帰宅時間を連絡してもらい、

帰ってくる前に、

ケージに入れておきます。

 

夫は帰ってきても、

すぐに「まる」さんを見たり

声をかけたりはしないでおきます。

 

しばらくして、

「まる」さんがたっぷり落ち着いてから

ケージの外に出していました。

 

これはお客さんが来る時にも同じで、

すぐには「まる」さんにかまわないように

事前にお願いしておきました。

 

こんな風に、

「これは出ちゃうな」という

シチュエーションを少なくしていったら、

いつの間にか

ほとんどうれしょんが出なくなりました。

 

今は6歳ですが、

うれしょんは年に数回程度まで少なくなりました。

 

出ちゃうのは、

獣医さんに行って診察台に上がった時とか、

「まる」さんにとって、

よっぽどの予想外の事態が起きた時くらいです。

 

根本的には治るものではないようですが、

とにかく、「やたら出ちゃう」のを防ぐことができれば、

人間の方も快適に暮らせるようになります。

 

 

 

 

 

 

 

ワンコとの引っ越し その3

うちの「まる」さんは、

引っ越しで家が変わっても

案外早く慣れてしまいます。

 

家の中におしっこしてしまったりもしますが、

ウロウロして落ち着かないなどは無く、

あまり不安がっている様子はありません。

 

私たち夫婦は引っ越しに慣れていて、

引っ越し当日にあらかたの荷物を片付けてしまうので、

わりと落ち着くのが早いのかもしれません。

 

荷物が多いお宅は、

ワンコが長い時間を過ごすリビングだけでも

早めに片づけるといいかもしれないですね。

 

引っ越しを機に

家具を買い替える人もいると思いますが、

お気に入りのソファとか、

あまりいっぺんに家具まで替えてしまうと

ワンコも落ち着かないと思います。

 

引っ越しはやることが多くて大変ですが、

散歩の時間をしっかり取ったり、

忙しくても手を休めて

少し一緒に遊んであげるとかすると、

ワンコも安心するようです。

 

なにより飼い主の焦りやイライラを

ワンコは敏感に感じ取るので、

できるだけ頑張って(?)

心に余裕をもつようにしています。

 

 

 

 

 

 

 

ワンコとの引っ越し その2

私たちの引っ越しは、

毎回、車で移動できる距離なので

「まる」さんも一緒に車で移動です。

 

「まる」さん用の荷物は

リードといつものお散歩バッグ。

 

お散歩バックには、

ビニール袋とトイレットペーパー、

お水を入れたペットボトルと 水飲み用器。

 

移動中、少なくとも一回は休憩して、

お散歩するようにしています。

 

最近は高速道路のSAにも、

ドッグランのあるところが増えたりしているので、

ワンコと一緒のドライブも快適ですね。

 

そうして少し体を動かしてストレスを発散させ、

お水を飲ませます。

 

お散歩バックとは別に、

万が一車の中で吐いたり、おしっこしちゃった場合に備えて

トイレシートやウェットティッシュ

ビニール袋と消臭剤なんかも車に積んでおきます。

 

ドライブ中は何も食べさせませんが、

一回分のドッグフードと器を手荷物に用意しておくと、

新しい家に着いてゴハンをあげたい時に、

梱包した荷物の中から探し出さなくてすむので楽ですよ。

 

そうして新しい家についたら、

まずは散歩に行きます。

 

ドライブのストレス発散の意味もあるし、

新しい家で混乱してマーキングなどするといけないので、

できるだけタンクを空にしておきます。

 

引っ越し屋さんのトラックが着くまで余裕があるなら、

近所の公園や新居で

少し遊んで相手をしてあげるといいです。

 

引越し屋さんのトラックが着いたら、

最初にケージを下ろしてもらい、

また「まる」さんに入ってもらいます。

 

家が変わっても、

いつものケージにタオルやおもちゃを入れて、

「自分の場所」を作ってあげると、安心するようです。

 

積み込みの時に、

ケージを一番先に下ろして欲しいと伝えておくと、

引っ越し屋さんもスムーズに持ってきてくれます。

 

今度は荷解きの作業があるので、

引っ越し屋さんが帰っても、

「まる」さんはしばらくケージの中です。

 

荷物が散らかっていると、

危ないので出せないのですが。

 

ケージのなかでそっとしておいてあげる方が

早く落ちついてくれるようです。

 

 

 

 

 



ワンコとの引っ越し その1

うちの「まる」さんは、今6歳ですが、

今までに引っ越しを3回経験しています。

 

だいたい2年おきくらいに夫の転勤があるからで、

こういう状況は、まだ数年間続きます。

 

引っ越しの時のワンコってどうなの?って、

思う方もいると思いますが、

うちの「まる」さんはわりと平気です。

 

引っ越しで一番興奮するのが、

引っ越し元の家で、荷物を運び出す時。

 

自分の家に、知らない人たち(引っ越し業者)が

ドカドカ入ってきて、

うちのものを持ち出して行くんだから、

そりゃ興奮しますよね。

 

人間も犬も危ないので、

じゃまにならない所にケージを置いて、

そこに入っていてもらうのですが、

まぁ、うるさい、うるさい。

 

ケージの中を左右にウロウロ動き回り、

珍しく、ワンワン吠えちゃったりして。

 

声をかけたり、撫でてやったりして、

安心させようとするのですが、

なかなか、落ち着いてくれません。

 

家の中にいなければ落ち着くかな?と思って、

一度、ベランダにつないどいた事があるのですが、

なんでか、う○こされちゃいました・・・。

 

何か不満を表したかったのか?

それとも、外の空気吸ったら自動的に出ちゃう構造なんですかね?

 

興奮するのはどうにもならないみたいなので、

とにかくケージから飛び出したりしないように、

安全だけは確保するように気をつけています。

 

引っ越し屋さんが荷物を運んでいる間を

小さいワンコがちょろちょろしてたら危ないですからね。 

 

でも引っ越し屋さんは慣れたもので、

うるさいワンコには目もくれず、

1時間くらいで荷物を載せてしまいます。

 

家の中が、がらんとすると

「まる」さんも急に大人しくなってしまいます。

 

自分たちの移動はいつも車なので、

「まる」さんも一緒に出発です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1000匹ものシーズーの群れ

シーズーというのは、

ラサ・アプソとペキニーズを交配させた犬種なんだそうです。


確かにどちらの犬も

シーズーとよく似た姿をしています。

 

ラサ・アプソは、

チベット仏教の僧侶たちが大切にしていた犬で


ペキニーズは、

中国宮廷で門外不出として寵愛されてきた犬です。

 

チベットからラサ・アプソが中国宮廷に献上され、

そこでペキニーズと交配されたという説と、


初めからチベットには、この二つを交配させた犬がいて、

それが中国宮廷に献上されたのだという説と

二つあるようです。

 

門外不出のペキニーズ

初めからチベットにいたらダメじゃない?

って、気もしますが。


ペキニーズのルーツはラサ・アプソだという説もあるようなので、

どっちの説が正しいかは、

結局はよく分からないみたいですね。


このシーズーを、

あの有名な西太妃はたいそうお気に入りだったようで、

多い時には千匹ものシーズーが宮廷で飼われていたとか。


いくら好きでも、

宮廷が広くても、

そんなに飼うことないのにって思いますが。


あのちびっちゃいやつらが、

あっちでぐぅぐぅ

こっちでぐぅぐぅ

言いながらうろうろしているなんて。


なんて癒される光景なんだろう!!


外国の侵略から中国を守るため

必死でたたかっていた西太妃。


暢気で可愛らしい姿を見て、

癒されたかったのかもしれません。


ワンコに限らず、

動物というのは、

まっすぐで潔いものです。


過去を嘆くこともなければ、

未来の不安におびえる事もない。


今だけに生きている。


人間もそんな風に生きられたらな、

と思います。

 

 

店でナンバーワンの犬

うちの「まる」さんは、

吐き戻しをしやすいようです。


だいたいシーズーという犬種は、

吐き戻ししやすい犬種らしいです。


ゴハンを食べた後、いくらも経たないうちに

えほっ、えほっ、えほっ、えろん!

と、食べた物を吐きます。


食べてすぐですから、フードも未消化で

嫌な臭いもありません。


吐いても元気で、

他に変わった様子もみられないので、あまり気にしていなかったんですが


ある時期あまりに多くなったので、

念のために獣医さんに診ていただきました。


診てもらって、健康上とくに問題は無く、

獣医さんとお話しして出た結論としては、

「ちょっと、急いで食べすぎなのかな?」

でした。


あんまり食べるスピードが速すぎると、

えろっと吐き戻しやすいみたいですよ。


そう、確かに「まる」さんは、

パピーの頃から食べるのが早い。


「まる」さんがいたペットショップのお姉さんも、

「この子、ゴハンの食いつきナンバーワンですよ!」、

と、絶賛していた食いっぷり。


家に連れ帰ってゴハンをあげたら、

確かに秒殺の早食い王でした。


「一度にたくさんあげないで、回数を増やして少しずつあげて」

と、獣医さんに指導され

そのやり方でしばらく様子をみることに。


思えば、頻繁に吐き始めるようになった少し前に、

引っ越しをして住まいが変わったので、

環境の変化によるストレスもあったのかもしれません。


「まる」さんにとって引っ越しは初めてではなく、

今まで何もなかったので、気にしてなかったのですが、

ワンコにも「都合」とか「心境の変化」とかが

あるのでしょう。

 

1日5回に分けて、少しずつあげたら、

吐き戻しはほとんど無くなりました。


ただ1日5回だと、

胃腸が休む暇がない気がするし、

「まる」さんも、食事量が少ないので満腹感が得られないらしく、

なんだか可哀そう。


何より私が面倒くさいので、

少しずつ量を増やして回数を減らし、

今は朝昼晩の1日3回に落ち着いてます。


まだ、たまに吐き戻しますが。


病気じゃないし、ちょっとくらいならいいや

と、思っています。

短吻種 鼻ぺちゃの宿命

f:id:maruzou-yoshi:20160711101213j:plain

 シーズーは鼻が短く、チンやパグみたいに、たいらな顔をしています。

こういうのを短吻種(たんふんしゅ)というんだそうで、

まあ、ブサカワというか、愛嬌のある顔をしています。


ただ、短吻種というのは、そもそも呼吸器系が弱く、

呼吸がしにくい犬なんだそうです。


生き物として、呼吸がしにくいってなんなの?って、

思うわけですが、

そう出来てるものは仕方ありません。


シーズーはそうでもありませんが、

ブルドックなんかは、

あんまり激しい運動はさせない方がいいみたいですね。


あと、短吻種は輸送中に事故が起こりやすいため、

飛行機に乗せてもらえないことが多いようです。

 

ワンコは汗をかけないため、

暑い時には、ハァハァと舌を出して、

体温を調節します。


これも、短吻種は苦手だそうで・・・。


口腔内が狭いので、

体の熱をうまく発散させることができずに、

熱中症になりやすいそうです。

 

だから、うちの「まる」さんは、

東京マラソンを目指すとかは、ちょっとムリみたいですね。


まあ、目指してないと思いますが。

 

もう一つ、鼻ぺちゃのデメリットとして、

目を怪我しやすい、

というのがあります。


鼻が長くないから、

物にぶつかった時に、ダイレクトで目をぶつけやすいんです。


シーズーは、

目がパチクリして無防備ですから、

なおさらです。

 

だから、うちにあるガラスのコーヒーテーブルには

四隅にコーナーガードをつけています。

小さな子の怪我防止用に売ってるやつですね。


実は、夫の実家でも、

昔、シーズーを飼っていて、

目にひどい怪我をしたことがあるそうです。


獣医さんに、

「失明してしまうかも」といわれたのですが、

治療のかいあって、良くなりました。


それでも夫は、

毎日病院に通って、辛い治療に耐えていた

ワンコの姿が忘れられないそうで、

「まる」さんに対しても、すごく気を使っています。